健康シンデレラ
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Sleepかなうのは…疲労回復目覚ましは小鳥のさえずりなどの自然音のほうが、大きな音よりスッキリと目覚められる朝起きて太陽の光を浴びると、脳にある体内時計がリセットされ、その14〜16時間後に眠気を促すメラトニンが分泌され、質のよい睡眠が得やすくなる。日中、交感神経を活性化しないと、夜になっても副交感神経に切り替わりにくい。そのため、日中は体を動かして活動的にすごすことが大切。デスクワークが中心の人は、通勤時に歩く機会を作ったり、社内で階段を使うなどして歩く習慣をもつ。とくに夕方の運動は、寝つきをよくする効果がある。休日は朝寝坊して寝不足を解消したいところだが、2時間以上朝寝坊すると体内時計が乱れ、睡眠のリズムが狂う。そのため、朝寝坊は2時間までにし、寝不足を感じたら午後3時までに20分くらい昼寝をする。夜遅くまで仕事や家事、育児などに追われていると、交感神経が優位なままで、副交感神経に切り替わらず、眠りが浅くなり、睡眠の質が低下する。また、自律神経が疲弊し、睡眠中の体のメンテナンスが十分にできず、疲れが残る。寝る1時間前からは仕事も、家事や育児も、スマホやパソコン、テレビも手放し、リラックスしてすごす。 筋肉の疲れは体を横にすることで回復しますが、脳の疲れを回復させることができるのは睡眠だけ。そのため、質のよい睡眠をとって脳をしっかり休ませないと、たとえ睡眠時間が長くても「寝ても疲れがとれない…」ということになります。太陽の光を浴びたら、1時間以内に朝食をとる夜は逆にスマホなどの明るい光を浴びない22体内時計と自律神経を整えて睡眠の質を高めよう 毎晩同じ時間に眠くなり、毎朝同じ時間に目が覚める。このように睡眠のリズムが整っていることが、質のよい睡眠を得るうえで欠かせません。そのリズムを作りだすのは体内時計。睡眠をはじめとするさまざまな生体リズムを調整しており、体内時計を整えることで質のよい睡眠の下地ができます。 自律神経も睡眠に深くかかわっています。日中、活動モードの交感神経が活性化し、夜、休息モードの副交感神経が活性化すると自律神経が整い、寝つきがよくなって深く眠れるため、脳と体の疲労が回復しやすくなります。毎朝、同じ時間に起きて太陽の光を浴びる日中は体を動かして活動的にすごす休日も朝寝坊は2時間までにする寝る1時間前からはリラックスしてすごす睡眠の質UP!睡眠の質UP!体内時計の整え方自律神経の整え方寝ても疲れがとれない…どうしたらいいの?

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