123いくつになっても、適切に、継続して体を動かせば、なりたい体でいられる。ふつうの1.5倍くらいのペースで歩く。背筋を伸ばし、腕を直角に曲げて前後に振る。かかとから着地し、つま先に向けて足の裏全体をローリングさせるように歩く。運動 正しいフォームを意識する。1回に30分くらい歩くのが目安だが、大事なのは歩く時間よりも心拍数。適切な心拍数(P.25参照)が保てるペースで、ムリのない範囲で歩こう。 心臓病の治療とリハビリの過程で編みだされた「パワーウォーキング」。心臓に負担をかけない適切な心拍数を保ちながら、体全体を使って、いつもより早いペースで歩くことで、ゼーゼー、ハーハーいうようなきつい運動ではありませんが、心肺機能が鍛えられて体力が向上します。また、全身運動なので、体脂肪の減少や骨の強化などの健康効果が得られます。 1回30分程度、週2〜3回からはじめてみましょう。 年齢を重ねるにつれて低下していく体力。運動するのがよいとわかっていても、ジョギングのようなきつい運動はちょっと…という人は多いでしょう。でも、歩くときに、いつもよりペースを上げたり、歩幅を広げてパワーアップすることならできるはず。それだけでも体力は確実に向上します。監修:フリーインストラクター 今井 真紀24歩き方Exercise大事なのは適切な心拍数を保つこと。全身を使って、いつもより早いペースで歩こうウォーキングのパワーやり方きつい運動は苦手…でも体力を維持したいの
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