Exercise21212かなうのは…腰痛の予防姿勢の維持あお向けになり、両ひざを曲げる。腕は肩の位置でまっすぐ伸ばす。左手で右ひざを持ち、両ひざを左側に倒す。顔は右手を見て、腰を中心に体を大きくよじり、10〜30秒保つ。腰、背中、お尻の筋膜が伸びるのを意識する。反対側も同様に行う。壁に対して横向きに立つ。右足を左足の後ろにクロスさせる。右腕をまっすぐ伸ばして壁に手をつけ、10〜30秒保つ。体の側面を伸ばすイメージで。反対側も同様に行う。 筋膜が癒着すると、筋肉の動きが悪くなったり、筋膜で血管が圧迫されて血行が悪くなり、痛みやこりを生じます。筋膜リリースは癒着した筋膜を解きほぐし(リリース)、元の正常な状態に戻すことです。 腰は体の要で、多くの筋肉と連動して動くため、体の背面や側面、前面を大きく動かして腰まわりの筋膜を解きほぐします。また、筋膜は網目状になっているため、一方向ではなく両方向から均等に引っ張って伸ばすことや、気持ちよいと感じるところで止めることも大切。呼吸は深くゆったり行いましょう。椅子の座面に左手を置き、右足を前、左足を後ろにして腰を落とす。左足のかかとを上げる。上半身を前にスライドさせ、10〜30秒保つ。後ろ足の太もも前を伸ばすイメージで。反対側も同様に行う。 筋肉は“筋膜”という薄い膜で包まれており、筋膜がスムーズに伸び縮みすることで正しい姿勢を保ち、体をうまく動かすことができます。猫背や前かがみの作業などで腰に負担がかかると、腰まわりの筋膜同士が癒着し、痛みを生じます。なかなか改善しない腰痛は筋膜が原因かもしれません。34腰の動きに連動する太もも前の筋肉の筋膜を伸ばす。腰、背中、お尻の筋肉を広く覆う筋膜を伸ばす。1体の側面を伸ばして姿勢を正し、腰の負担を軽くする。腰の痛みを改善する筋膜リリース腰に効く腰の負担を軽くする腰痛を予防する体の背面や側面、前面を広く押し伸ばす筋膜リリースをやってみよう腰痛がつらいと気持ちも老け込んでしまいます…
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