ターゲット疾患生活習慣病ロコモお尻、太もも、ふくらはぎの筋肉が鍛えられ、腹筋や背筋などの体幹の筋肉も刺激できる。正しいフォームで、ゆっくり行うのがコツ。両足が左右の肩の真下にくるようにして立つ。つま先はやや外側に開き、両手を胸の前で組む。4秒かけてゆっくり背筋を伸ばしたまま4秒かけて腰を落とし、ひじをひざに近づける。ひざはつま先より前にださない。腰を落とすときは、背筋をまっすぐ伸ばしたまま。太ももの裏と床が平行になるまでしゃがむ。週2回を目安に行う回数より正しいフォームを意識する最初はできる回数でOK4秒かけてゆっくり4秒かけて①の姿勢に戻す。少し斜め上を見ながら、肩を落とし、背筋を意識して。10回×3セット行う。19健康ステップ・アップ 全身の筋肉の7割が集まっている下半身を鍛えれば、効率よく筋肉量を増やすことができ、ロコモ予防にも有効。立つときや歩くときの姿勢維持に必要な体幹の筋肉も鍛えましょう。筋肉は何歳からでも増やせます。肥満骨粗しょう症現代女性の筋力不足は深刻123スクワット週2回の筋トレで下半身と体幹の筋肉量アップ 筋肉量は、何もしなければ20〜30歳代をピークに確実に減ります。とくに女性は男性に比べてもともと筋肉量が少ないため、40歳ごろから筋肉量の減少による影響が加速していきます。まず、基礎代謝量が低下し、いわゆる“中年太り”に。また、筋肉量が減ると、体を支える筋力やバランス能力が低下し、ひざの痛みや腰痛などが起こりやすく、骨粗しょう症も進みます。そのため、立つ、歩くなどの移動する機能が低下するロコモティブシンドロームに陥り、要介護になるリスクが高まります。これが正しいスクワット筋トレを習慣にして加齢に負けない体づくり下半身の筋トレ
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