ターゲット疾患早産低出生体重児歯肉がピンク色で引き締まっている。歯と歯の間の歯肉はとがった三角形。歯肉が赤く腫れる。歯磨き時に出血する。歯肉が下がる。歯がぐらぐらする。歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間などにある磨き残しを除去する。歯周病や虫歯がないかチェックする。詰めものやブリッジなどに不具合がないかもみる。歯磨きや歯間ケアのやり方、その人にあった歯ブラシや歯間ケア用品の選び方などをアドバイスする。25健康ステップ・アップ 歯周病予防の基本は歯磨きですが、女性はそれだけでは歯周病を完全に防ぐことはできません。歯に自覚症状がないうちから3〜6カ月に1回、歯医者さんで歯科検診を受け、歯の状態をチェックしてもらいましょう。歯周病健康な歯歯肉歯槽骨歯のクリーニング歯周病や虫歯をチェック歯磨きの指導歯周病ぐらぐら歯周病菌のかたまり(プラーク)腫れた歯肉溶けた歯槽骨歯周病ってどんな病気?歯周病菌によって歯肉(歯ぐき)に炎症が起こり、やがて歯を支えている歯槽骨などが溶けていく病気。自覚症状のないまま進行し、歯槽骨が溶けはじめると歯がぐらぐらして、歯を失うリスクが高まる。歯科検診ではどんなことをするの?歯科検診はどこの歯医者さんでも行っている。歯の健康維持が目的なので、費用は6,000〜10,000円程度。女性はホルモンの影響で歯周病になりやすい3〜6カ月に1回、歯医者さんで歯をチェック 女性ホルモンには、歯周病を引き起こす歯周病菌を増やす働きがあります。妊娠中は女性ホルモンが増えるため歯周病になりやすく、歯周病は早産や低出生体重児※のリスクを高めます。更年期以降は口の中が乾きやすく、歯周病菌が繁殖しやすい環境に。さらに、閉経後は歯を支える歯槽骨の骨密度も低下し、歯周病になりやすくなります。このように女性の歯は、女性ホルモンの影響を大きく受けます。 歯周病は歯を失う原因の1位。自覚症状が乏しいため、歯科検診で予防や早期発見をすることが大切です。※生まれたときの体重が2500g未満の赤ちゃん。将来生活習慣病などになるリスクが高いとされる。定期的な歯科検診で歯周病を防ぐ
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