月経性器乳房全身✓✓膣チェック!気になる症状と気をつけたい病気子宮体がん卵管体部頸部閉経前後妊娠・出産経験が少ない無月経や月経不順がある肥満・高血圧・糖尿病がある卵巣子宮頸がん外膣 月経ではないときに、膣や子宮、外陰部などの性器から出血することを「不正出血」といいます。出血の仕方はさまざまで、大量に出血する場合もあれば、下着にチョコレート色のシミがつく程度の場合もあります。 不正出血は子宮や膣の病気が原因で起こることが多く、放置しないことが大切です。不正出血がみられる病気には、「子宮筋腫」や「子宮頸がん」「子宮体がん」「子宮膣部びらん」「子宮頸管ポリープ」などがあり、とくにセックスの後の出血や、閉経前後の不規則な出血には注意が必要です。 また、不正出血はホルモンバランスの不安定な思春期や、月経と月経の間の排卵期にも起こりやすいですが、いずれも少量で短期間であれば心配ないことがほとんどです。ただし、自己判断は禁物なので、不正出血があれば早めに婦人科や女性外来を受診しましょう。なお、妊娠の可能性があるときは流産や子宮外妊娠の危険性があります。すぐに妊娠の有無を確かめましょう。子宮の頸部(入り口)にできるがん。おもな原因はセックスによるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。セックス経験のある女性の約8割が一度は感染し、そのごく一部ががんへと進行します。セックスの低年齢化などで20〜30歳代の女性に急増しており、30〜40歳代が発症のピーク。初期は無症状なので、20歳になったら「子宮(頸)がん検診」を受けることが大切です。[子宮(頸)がん検診 ]おもな症状●初期は無症状●不正出血●セックス後の出血●おりものの異常●下腹部痛子宮体部の内膜にできるがん。女性ホルモン(エストロゲン)に長期間さらされることが一因とされています。発症のピークは50〜60歳代ですが、近年、年齢を問わず増加しており、とくに若い世代に増えています。早期発見のためには不正出血を見逃さないことが大切。とくに閉経前後に不規則な不正出血がつづくときは、一度、「子宮体がん検診」 を受けることをおすすめします。おもな症状●初期は無症状 ●不正出血 ●おりものの異常 ●下腹部痛 ●排尿痛 ●性交痛子宮筋腫 、子宮膣部びらん、子宮頸管ポリープ子宮頸がんのリスクが高い人✓セックスを経験した年齢が低い✓セックスの相手が複数いる✓喫煙している子宮体がんのリスクが高い人✓✓✓✓考えられるその他の病気P33P18P34子宮頸がん・体がんのできる場所重大な病気のサインかも。すぐに受診を20気をつけたい病気や不調子宮頸がん子宮体がんチェックしよう!月経以外の出血
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