月経前になると乳房の張りや痛みを感じ、月経がはじまると張りも痛みも消える場合は女性ホルモンの分泌の変動で起こっていることが多く、心配ありません。ただし、症状がひどいときは「月経前症候群」が疑われます。 同じような経過をたどるものに「乳腺症」があります。乳腺症は生理現象の1つですが、「乳がん」との見極めがむずかしいため、しこりや分泌物があるときは乳腺の専門医がいるクリニックで検査をしましょう。 授乳中に乳房が腫れて痛むときは、「乳腺炎」が疑われます。乳房全体が赤く腫れて痛みが激しく、発熱を伴うときは「急性化膿性乳腺炎」の可能性があり、すぐに治療が必要です。産科や乳腺外科を受診しましょう。皮膚にへこみやひきつれがないか。乳首にへこみやただれがないか。月経前症候群 、乳腺症 、乳腺炎あおむけに寝て、右の乳房を調べるときは右肩の下にタオルなどを敷き、乳房が胸の上に均一に広がるようにする。右の乳房が終わったら、左の乳房も同じ要領でチェックする。右腕を上げ、左手の指の腹で軽く圧迫しながら、乳房の内側半分をまんべんなく触って、しこりをチェック。鎖骨付近まで触る。右腕を自然な位置に下げ、乳房の外側半分を内側と同様にまんべんなく触って、しこりをチェック。わきの下まで触る。親指以外の4本の指をそろえ、指の腹で軽く圧迫しながら指の位置を少しずつずらすように滑らせるとよい。気をつけたい病気や不調乳がん発見の7割はセルフチェックからです。月1回のセルフチェックを習慣にしましょう。月経後1週間ぐらいのタイミングがベストです。閉経後の人は毎月、日を決めて行いましょう。鏡の前に立ち、両腕を下げた状態で左右の乳房や乳首の形を覚えておく。次に両腕を上げ、正面、側面、斜めから次のことをチェック。乳首を軽くつまんで、血液の混じった分泌物が出ないかチェック。P17P22123月経性器乳房全身コラム乳がんのセルフチェックを習慣に女性ホルモンの分泌の変動で起こることが多い23鏡の前で見た目をチェック分泌物をチェック触ってしこりをチェック乳房の張り・痛み
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