月経性器乳房お全な身か●カルシウムやカルシウムの吸収を助けるビタミンD・Kを多く含む食品を積極的にとる。カルシウムが豊富ビタミンD・Kが豊富牛乳、チーズ、小魚、豆腐、小松菜●適度な運動で骨を支える筋肉を鍛える。ウォーキングなどを日課に。●紫外線を浴びるとビタミンDが体内で生成されるため、適度な日光浴を行う。骨粗しょう症の予防ポイント骨粗骨粗骨粗骨粗しょうしょうしょうしょうしょう症症症のののの予防予防予防予防予防ポイントポイントポイントポイントポイントポイントポイントポイント骨量が減って骨がスカスカになり、骨折しやすい状態。女性ホルモンには骨量を一定に保つはたらきがあるため、閉経後は骨量が急激に減少し、骨粗しょう症のリスクが高まります。とくに20歳代でムリなダイエットをしたことがある人は要注意。早めに予防を心がけ、40歳になったら定期的に「骨密度検査」(P34)を受けましょう。更年期の女性にみられる尿失禁の多くが「腹圧性尿失禁」です。女性ホルモンの減少などで、膀胱や尿道を支えている筋肉(骨盤底筋群)が緩んだり、排尿を止める栓のような役割をしている尿道括約筋(かつやくきん)の締まりが悪くなって起こります。骨盤底筋を鍛える体操で、ある程度まで改善できるといわれています。更年期のうつ病が増えています。更年期の症状や、それに対する周囲の理解の乏しさ、子どもの独立などの環境的要因が大きなストレスとなり、それが脳内ホルモンのバランスを乱すことで起こると考えられています。憂うつな気分が2週間以上つづいていたら、婦人科や女性外来に相談しましょう。サケ、しいたけ、さんま納豆、卵、ほうれん草女性ホルモンには、代謝を促したり、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らしたり、血管をしなやかにするはたらきがあります。そのため、閉経後は脂質異常症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病や、動脈硬化のリスクが高まります。いずれも自覚症状のないまま進行し、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの引き金になるため注意が必要です。生活習慣に気を配り、毎年「特定健診(P32-33)」を受けて健康管理をしましょう。女性ホルモンの分泌量が減少すると、膣が萎縮して乾燥しがちに。そのため、膣壁から出血しやすくなったり、膣の自浄作用が弱まり、雑菌が繁殖して膣炎を起こしやすくなります。これを萎縮性膣炎といい、性交痛の原因にもなります。性交痛があれば1人で悩まず、婦人科や女性外来に相談しましょう。がんは年齢とともに発生リスクが高まります。また、女性ホルモンの分泌量が減少すると免疫力が低下するため、更年期以降はがんにかかりやすくなります。定期的にがん検診を受けて(P32-34)、早期発見につとめましょう。老人性認知症には、脳の神経細胞が老化して起こるアルツハイマー型認知症と、脳梗塞が原因となって起こる脳血管型認知症があり、アルツハイマー型認知症は女性ホルモンの減少との関係が指摘されています。また、動脈硬化が脳梗塞の原因になるため、どちらのタイプも閉経後は注意が必要です。27更年期以降に注意したい病気骨粗しょう症尿失禁うつ病子宮頸がん・子宮体がん・乳がん・大腸がん・肺がん・生活習慣病・動脈硬化萎縮性膣炎胃がん・卵巣がん老人性認知症
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